健康コラム
ハチ刺されについて
投稿日:2024.08.02
更新日:2024.10.06
山中でお仕事をされている会社では、業務上災害の中でも上位となるハチ刺されについてです。
特に8月から10月はスズメバチの被害が多くなる季節です。全国的にもスズメバチに刺されて亡くなる方もおられるので注意が必要です。
一度ハチに刺されるとその毒に対する抗体が体の中にできます。そして同じ種類のハチに2回目に刺されると、人によっては過剰なアレルギー反応が起こり、呼吸困難や血圧低下といった生命の危機に陥ることがあります。これをアナフィラキシーショックと言います。
特にアナフィラキシーショック歴のある方や以前ハチに刺されたことのある方は注意が必要となるわけです。
ハチ刺されの予防
- ハチは黒いものに対し襲ってくる習性があるので白っぽい服装で、帽子なども使い皮膚の露出に注意しましょう。
- 虫よけスプレーもありです。
ハチに刺された場合
- 刺された傷口を流水で洗い流す。傷口から毒を絞り出す。この時に「ポイズンリムーバー」を使うのも有効です。
- 息苦しさや冷汗、めまい、しびれ、嘔吐、蕁麻疹などの症状があった場合はすぐに救急病院で診察をうけましょう。
「エピペンⓇ」について
アナフィラキシーショックに対する治療方法として、エピペンという自己注射薬があります。これは医療機関を受診し、処方資格をもった医師の判断により処方してもらえるものです。上記のようなアナフィラキシーショックのリスクの高い人が対象となります。