「節度ある適度な飲酒量」について

昔より、「酒は百薬の長」といわれ、適度な飲酒は健康にとってよいものとされていました。

実際、わが国の男性を対象とした研究のほか、海外での研究を集積して検討した結果では、男性については1日当たり純アルコール10~19gで、女性では1日当たり9gまでで最も死亡率が低く、1日当たりアルコール量が増加するに従い死亡率が上昇することが示されています。

そこで、厚生労働省では、「節度ある適度な飲酒量」として、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及させようとしています。

具体的に、表を引用させていただきます。

 

 

 

なお、女性では、女性は男性よりも少ない量が適当で、少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い人では通常の人よりも少ない量が適当であることにも注意しましょう。

 

一方、疾患別にみると、高血圧では全く飲まない人に比べ、ちょっとでも飲む人のほうがリスクが高くなっており、高血圧に関しては飲酒はしないようがよいとの報告があります。ですから基礎疾患をみながら、臨床の現場では「酒は百薬の長」というお話は最近はあまりしなくなってきました。

 

 

休診のお知らせ

10/18(金)10/19(土)の2日間、休診とさせていただきます。

インクルーシブセーリング・パラセーリング全日本選手権大会(和歌山)が開催され、

障害判定のお手伝いとして院長が参加するため休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

メディカルクラークシステムを導入しました

メディカルクラークとは、「医療事務作業補助者」とも呼び、医師の電子カルテ入力作業を手助けするスタッフです。

当院の2名の受付事務スタッフが、「医療事務作業補助者実務能力認定試験」に合格し、サポートいたします。

これまでの診察は第一診察室のみで行っていましたが、今後は第一診察室と第二診察室を使い、医師がふたつの診察室を行ったり来たりします。ひとつの診察室で診察中、もうひとつの診察室ではメディカルクラークが次の患者様の診察準備ができるため、患者様の待ち時間の短縮につながります。

 

 

診察時に医師の横で電子カルテを入力している事務スタッフがおりますが、全員これまで通り笑顔いっぱいの対応をさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

当院は以下の体制等を整えています

機能強化加算に関する事項
○患者さんが受診している他の医療機関及び処方されている医薬品を把握し、必要な服薬管理を行っています。
○専門医師又は専門医療機関への紹介を行っています。
○健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じています。
○保健福祉サービスに関する相談に応じています。
○診療時間外を含む、緊急時の対応方法等に係る情報提供を行っています。
○医療機能情報提供制度を利用してかかりつけ医機能を有する医療機関等の地域の医療機関を検索できます。


地域包括診療加算に関する事項
○健康相談及び予防接種に係る相談を行っています。
○当該保険医療機関に通院する患者さんについて、介護支援専門員及び相談支援専門員からの相談に適切に対応します。
○患者さんの状態に応じ、28日以上の長期の投薬を行うこと又はリフィル処方箋を交付することができます。
○介護保険制度の利用等に関する相談を実施しています。


医療情報取得加算に関する事項
○オンライン資格確認を行う体制を有しています。
○来院した患者さんに対し、薬剤情報、特定健診情報その他必要な情報を取得活用しています。


医療DX推進の体制に関する事項
○医師等が診療を実施する診察室等において、オンライン資格確認等システムにより取得した診療情報等を活用して診療を実施しています。
○マイナ保険証を促進する等、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。
○電子処方箋の発行及び電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組を実施しています。


生活習慣病管理料に関する事項
○患者さんの状態に応じ、28日以上の長期の投薬を行うこと又はリフィル処方箋を交付することができます。


一般名処方加算に関する事項
○医薬品の供給状況や、令和6年10月より長期収載品について医療上の必要性があると認められない場合に患者さんの希望を踏まえ処方等した場合は選定療養となること等を踏まえつつ、一般名処方の趣旨を患者さんに十分に説明します。


明細書の発行状況関する事項
○明細書を無料で発行しています。必要のない場合は、申し出てください。

休日当番医のお知らせ

本日当院は休日当番医として、診療を行います。

診療時間:午前は9時から13時まで。午後は14時から18時まで(受付は17:30まで)です。

新型コロナ感染症対策として、患者さまが混み合うことをさけるため、完全予約制をとらせていただきます。

受診ご希望のかたは、電話の上、簡単な症状をお知らせください。受診時間の調整を行わせていただきます。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

クリニック電話番号:082-247-1588

ハチ刺されについて

山中でお仕事をされている会社では、業務上災害の中でも上位となるハチ刺されについてです。

特に8月から10月はスズメバチの被害が多くなる季節です。全国的にもスズメバチに刺されて亡くなる方もおられるので注意が必要です。

一度ハチに刺されるとその毒に対する抗体が体の中にできます。そして同じ種類のハチに2回目に刺されると、人によっては過剰なアレルギー反応が起こり、呼吸困難や血圧低下といった生命の危機に陥ることがあります。これをアナフィラキシーショックと言います。

特にアナフィラキシーショック歴のある方や以前ハチに刺されたことのある方は注意が必要となるわけです。

 

ハチ刺されの予防

  • ハチは黒いものに対し襲ってくる習性があるので白っぽい服装で、帽子なども使い皮膚の露出に注意しましょう。
  • 虫よけスプレーもありです。

 

ハチに刺された場合

  • 刺された傷口を流水で洗い流す。傷口から毒を絞り出す。この時に「ポイズンリムーバー」を使うのも有効です。
  • 息苦しさや冷汗、めまい、しびれ、嘔吐、蕁麻疹などの症状があった場合はすぐに救急病院で診察をうけましょう。

 

「エピペン」について

アナフィラキシーショックに対する治療方法として、エピペンという自己注射薬があります。これは医療機関を受診し、処方資格をもった医師の判断により処方してもらえるものです。上記のようなアナフィラキシーショックのリスクの高い人が対象となります。

座りっぱなしに注意

デスクワークが多かったり、在宅でのテレワークなどで、座りっぱなしになっていませんか?

実は座りっぱなしだと運動習慣の有無にかかわらず死亡する危険が高くなることが厚生労働省より示されています。特に、1日11時間以上座りっぱなしの人は、1時間未満の人に比べて、死亡リスクが40%高くなるそうです。高血圧や糖尿病、さらにはがんのリスクも増悪させることが知られています。

下肢の筋肉は「第2の心臓」とも言われています。歩いたりして筋肉が収縮することで、下肢の血液を心臓へもどす働きがあり、全身循環器系において重要な役目を果たしているのです。

では、どのように対策したらよいのでしょうか。週末に運動することは当然生活習慣病予防や改善において大切なのですが、残念ながら座りっぱなし対策としては有効ではありません。座りっぱなし対策は毎日デスクワーク中に対応することが必要となります。30分に1回程度、立ち上がってちょっと歩いたり、屈伸したり、ふくらはぎを伸ばしたりするだけでも有効です。通勤の電車やバスで、席に座らず立ったままでいるというのも有効ですね。

 

参照

https://www.mhlw.go.jp/content/000656521.pdf

冷え性について

この冬は暖冬かと思えばまた急に寒くなったり、一方年末年始はちょっと暖かかったりで体調が整えにくい状況が続いています。そんな中、最近「冷え性がひどいんです」と相談される方が多くなっているように思います。そこで今回のコラムでは冷え性を取り上げます。

冷え性とは人が寒さを感じない程度の環境下で、手足などが冷たく感じることを言います。必ずしも体温が低くなっているとか、手足を触ると冷たくなっているとは限りません。

冷え性に対しては、いろいろなサプリメントなどもありますが、実は日々の生活習慣と冷え性は関連が大きく、生活習慣の改善による対策をご紹介します。

  • 運動習慣を持ちましょう。

 冷え性と新陳代謝は親密な関連があります。しっかり運動することで血流を改善させ、筋肉量を増やすことで冷え性の改善や予防につながります。

  • ストレスをためず、しっかり睡眠をとりましょう。

 冷え性は血流だけでなく、神経とも関連しており、ストレスをためると神経のバランスがくずれ、冷え性を感じやすくなってしまいます。ストレスを発散させ、しっかり睡眠をとることで冷え性を予防しましょう。

  • 朝食をきちんと食べましょう。

 体温は起床後が最も低く、朝食をきちんととることで、エネルギーが産生され、体温が上がっていきます。魚や肉の良質なたんぱく質により、筋肉量も増えます。

  • 半身浴のすすめ

 38~40度くらいのちょっとぬるめのお湯に入浴することでじっくり体を温めましょう。

 

夜はスマホを遅くまでみて睡眠時間が短いんですー

朝は時間がないので食事とっていませーん

お風呂は面倒で、いつもシャワーだけですー

そんな方、いませんか?冷え性になりやすくなってしまいますよ。

休日当番医のお知らせ

明日1月21日、当院は休日当番医として、診療を行います。

診療時間:午前は9時から13時まで。午後は14時から18時まで(受付は17:30まで)です。

新型コロナ感染症対策として、患者さまが混み合うことをさけるため、完全予約制をとらせていただきます。

受診ご希望のかたは、電話の上、簡単な症状をお知らせください。受診時間の調整を行わせていただきます。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

クリニック電話番号:082-247-1588

とんど祭り

地元のとんど祭りで、クリニックのしめ飾りをお焚き上げし、無病息災をお願いしました。

今年は辰年。

まさしく「昇竜」の炎です。

 

 

当院へのお問い合わせやご質問、ご相談など
ございましたらご連絡ください。

082-247-1588

水曜・土曜は午後休診/日曜・祝日は休診

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